こんにちは。みかです。
このエロゲは人生。2010-2011年って、すごい年だった。
もし、発売当時にこれをプレイしていたら、まともな人間には私なれていなかったんじゃないかな。
※未プレイの方向けに、途中からネタバレ全開としています。
エロゲ史どころか、日本のゲームでも五本の指に入る傑作です。
ネタバレ無しレビュー
この作品には魔法や超能力、殺人などはなく、グロとかは一切ないです。
そういった面では、『マブラヴ オルタネイティヴ』などとは一線を画しています。
丸戸史明さんが描く濃密なシナリオは、よくある学園恋愛ものに見えて、その愛はどこに向かうのか、その恋はだれを愛しているのか。これ見ちゃうと、恋愛できなくなっちゃうよ・・・
EXTENDED EDITION 未プレイの方はこちらがおすすめ!
追加シナリオ・コンシューマ版シナリオ・当時のコミックマーケット等の頒布物などもすべて入っています。
DVD読めないPCでも外付けドライブ買ってでも買う価値ありの作品です。
推奨攻略順もいくつかサイトがあり、選択肢でネタバレをしないサイトとしては

がおすすめです。
どうしてもダウンロード版が良い!という方は、こちらから。
私から言えることは、ここまで。
ここからネタバレありレビュー
読了後の魂持っていかれる感
終わった後にいろんなサイトを見たりSSを読みふけりたくなる、でも語るくらいの元気はなくなるくらい魂持っていかれる作品です。体重が減った方も多いでしょう。
コンサートに行くって設定のSSはすごくお気に入りだったり。
とくにかずさルートは武也の説得あたりのくだりは非常につらく、後半は泣きながらプレイしていました。
雪菜ルートは大団円だという方もいますが、自分はそうは思えない。これなら3Pでも6Pでもなんでもいいからしたほうが良いって思ってしまう。2番目でいいから置いてほしい、私がかずさの立場なら絶対耐えられない。
関係が薄くなったとしても、一緒に暮らしたり、それもなくても好きって気持ちを持ってもらえる、それだけでも生きていける希望が持てるのに・・・
妄想昂る(夢女子感)
気持ち悪い話ではありますが、ヒロインでは麻理さんが好きです。パワハラ(性的な)されたい。でも女性上位的な性欲発散するイメージはなく・・・残念
でも一番を選ぶならかずさかな。あのお互いに墜落していくような、退廃的な恋愛は憧れるというか。別に日本じゃなくても生活に不自由はないと思うけども、退廃していくかずさを止められるのは春希じゃないとできないでしょう。
経済学的な効用で恋愛を選んじゃダメですが、春希とかずさはこの二人じゃないと成立しない、それに比べると雪菜は猫を被ることで他の人とも結ばれそう(幸せになるかは別)
また、ミニアフターストーリーのかずさシナリオは個人的には「認めていない」派です。(時間が経ってから、春希が日本に単身帰ったとき、武也に許されるのだけならアリ派)
あのかずさルートのまま終わって、二人だけしか残らない世界だからいいんだよ、って思っちゃいます。なんかすみません・・・
自己嫌悪に陥る(プレイ後割とすぐ)
レビューを見て回る時に、春希が優柔不断すぎる、イライラするなんてのは死ぬほどいろんなところで見ました。
私たちも、高校生の時にこんなできた人間だったでしょうか。学生時代に、好きな方に不義理、不条理な対応をしたこと、読者さんもあるのではないでしょうか。もう少し素直になれば・・・って今でも悔やむことが2回ほど私はあります。
エロゲの主人公はダメ主人公のほうがつらくなる、あるあるだと思います。
前向きに生きようと思える気持ちになった(プレイして数年経過後)
ホワイトアルバムに触れたのは数年前ですが、当時に触れていたら触れていたで学生時代ひねくれていた自信しかなく。
気持ちの整理がついて、今では前向きにこの作品を受け入れています。
この作品を超えるくらいの怪作に出会えることを願って、今日も日々を生きています。
記録は破られるためにあるものですが、批評空間や、各所レビュー、多くの方に度肝を抜くインパクトを与えたことは、不滅の記録、財産のように思えます。
いまでもパソコンから消せない、そんな作品。
こんな読解力欠ける私でも、生き方を考えされられる魂の作品でした。
余談
私はこれのせいで社会人野球の都市対抗野球が見れなくなりました(爆笑)
「日本製鉄かずさマジック」ってのがあるんですよね・・・やめてくれ・・・
かずさって単語に反応してしまう・・・
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