こんにちは。特殊性癖作品が大好きなくせに、ガチの純愛作品だと号泣する私です。
今日は、本気で号泣できる「真実の愛」を描いた素晴らしい作品を紹介します! 30がらみの男性教師と、教え子(巨乳)の恋愛……なのですが。
恋ってこんなに美しかったのか!?
と思わされました。魂が空へと舞い上がっていきました。
この体験を味わって欲しいので、ネタバレなしで作品紹介をします!
登場人物はこのふたり。
男性教師「二川(ふたがわ)先生」と元教え子の「宮子(みやこ)」です。
二川先生は高校教師。宮子は元生徒で現JDなのですから、本来敬語で話しそうなものですが……独特の立ち位置で、二川先生に接するのです。年の差は約10歳です。
真白しらこ先生「梅雨、夏服、アパートにて」のあらすじ!
パッケージ | ![]() |
同人サークル・作者 | サークル名:カームホワイト 作者名:真白しらこ先生 |
販売価格 | 770円(税込み) |
ページ数 | 37ページ |
ジャンル | 教師と教え子(元教え子)、恋愛、あまあま、制服、巨乳、最高のストーリー |
見どころ | 二人の何気ない会話、エッチの時の会話、目線、すべてが一糸乱れぬ美しさ……! |
評価 | エロさ :★★★★★ |
絵・CG:★★★★★ | |
物語性 :★★★★★ |
☆
このお話には前日譚があります。可能ならそちらの作品を読んでから、この「梅雨、制服、アパートにて」を読んでいただけるとより感情移入できるかと思いますが……
このように1ページで前日譚の重要な箇所をまとめてくださっているので、この作品だけを購入しても絶対に楽しめると思います!!
ちなみに、前日譚はこちらの2作です。
1作目は商業誌「comicアンスリウム」に掲載された「三月の雨」という作品です!
「三月の雨」は、まだ宮子(みやこ)が高校を卒業する前のお話です。学校にうまくなじめなかった宮子は、放課後になると科学準備室を訪れ、「二川(ふたがわ)先生」と何気ないお話をしています。
そんなふたりですが、二川先生の自制心により、在学中はなかなか結ばれることができません。お互いに意識しているのはわかっているのに。そして卒業式の日がやってきます……。ここまでが、「三月の雨」で描かれるエピソードです。
次作となるのがこちら「Sunshower(サンシャワー)」です。
物語は、晴れて大学生となり、二川先生の教え子ではなくなった宮子と、二川先生がデートをするところから始まります。待ち合わせから、ちょっとした場所を訪れる描写もあって、エッチ場面以外でもドキドキさせてくれます。
楽しいデートの途中に、急な天気雨。さぁっと降ってきたその雨に背中を押されるように二人は、二人だけの時間を過ごせる場所へ移動します。そこでの濃密な時間を丁寧すぎるくらい丁寧に描いてくれているのがこちらの作品です。
この2作品については以前記事にしていますが、やはり「号泣必至!」というタイトルです……(照)この2作も最高に良かったのです……!!

「梅雨、夏服、アパートにて」を紹介します!!
そんな素晴らしすぎる2作品の続編として発売されたのがこちら。「梅雨、夏服、アパートにて」です!!
これまでは宮子の視点で物語が進んできたのですが、今回は二川先生の心境がとても緻密に描かれていて、同じ、仕事をしている人間として「今の仕事、本当に楽しいか……?」と思ってしまう瞬間、生きがいを見失ってしまう瞬間、共感することばかりです。
「この学校はつまらない」
そんな二川先生のセリフで幕開けするのですから……。大人になれば、自分の置かれている立場や仕事のちょっとした変化によって、仕事がつまらなくなることは経験している人が多いはず。私も大いに共感しました。
「アイツがいた頃は忘れかけていたけど、俺の日常はこんなにも乾いている」
二川先生の内面がどんどん露わになっていきます。そして、宮子からのLINE。
「先生お仕事お疲れ様♡今は準備室でサボっている頃かしら? 次の日曜だけど、いいこと思い付いたから楽しみにしていてね♡」
宮子の独特の話し方は、上品さを感じさせるものだったり、時に宮子という一人の女性の存在をくっきりと現してくれる、口調まで「生きた人間」を感じさせてくれるものです。
私はこの世界に宮子がいると信じて疑わないです。宮子は、います。
どこかで雨の日に出会えると思ってしまいます。
そして迎えた日曜日。
……このシリーズ作品では必ず「お天気」がキーワードになってきます。そしてこの日も、雨がすごかったようす。ただ、先生のおうちでデートの予定だったので、そこまでお天気は関係ない……かな?
雨を理由に「別の日のほうが良かったんじゃ……」と言う二川先生に対し、
「だめよ! 今日はやりたい事があるんだから」と口を尖らせる宮子。可愛いですね。。。続くセリフも、宮子はもっと二川先生に会いたい、でも先生は忙しいから、どうしても今日会いたかった、高校の時みたいに毎日会えたらいいのに……と、「先生大好き」としっかり伝えています。
また、宮子は先生に甘えるばかりではないのです。
独特のお姉さん感というか、聖母のような華やかな優しさで先生を包み込むようなことを言います。たとえばこんなふうに。
物語が進むにつれ、宮子と二川先生の間でかわされる言葉の中に、二川先生の感情が色濃く入ってきます。これは、このシリーズでは初めてのことです。これまでも表情などから二川先生の感情を読み取ることはできましたが、こんなに二川先生が自分の感情を言語化しているのは初めてです。
「独り暮らしの男の部屋に、制服を着た女子がいると妙な気持ちになるな。一線を越えた時のような……背徳感が……」
心の声は、聖人君主のようなものではなく、人間らしい二川先生の感情そのものです。
そして……いろんなやりとりがあって、宮子のことを心から愛おしい気持ちが高まってくる、二川先生。
そんな先生の気持ちを知ってか知らずか、宮子はいたってマイペース。
「私のおっぱいを好きなだけ揉めるし、太ももやお尻も……触りたい所を触って良いのよ。もちろん……一番大事な所も……♡」
こんなこともサラッと言ってしまう宮子。
二川先生は、このあたりまでは宮子にリードされる形です。
「先生……名前……今日まだ呼ばれてない」
「……宮子。宮子。みやこ」
二川先生は、宮子の名前を呼びながらエスカレートしていく自分を抑えられなくなって……
二人のエッチシーンはかなり濃密に描かれていますが、そちらは作品を読む前に見たい方は、コチラからサンプルをご覧ください。公式のサンプルは、私の記事と違って、エッチな場面を多めに載せてくれています。
エッチシーンは公式様に任せておいて。
私が伝えたいのは、こういう二人の間で交わされるちょっとしたやりとりの機微なのです。
こういう二人の心の機微、小さな心の動きや変化を丁寧に描いて下さっているからこそ、私はこの作品を心から好きで、すきで、すきで、こうして「誰かに伝えたい」という気持ちになるのです。
「性欲だけじゃねぇし……何でもない」
「宮子との時間を、少しでも長く楽しみたいから」
二川先生のこういう心の声……宮子に全部届いているかはわからないけれど……これだけの想いがあれば、ふたりはきっと、ずっと一緒にいられる。一緒にいる間は絶対幸せになれる。そう信じることができるのです。
あとがき
今回、発売日に紹介できなくて本当に口惜しいのですが、書けるときに書く! ということで、真白しらこ先生の新作をレビューさせていただきました。
心がふるえるくらい良くて、甘くて優しいのに、心がぎゅっ……と締め付けられるような気持ちになりました。
エッチ場面も……濃密すぎるくらい濃密です!! これで抜けないということは無いと思います。そのくらいエッチです。だって宮子が乱れるから……。実は私が号泣したのは、エッチ場面なんです。それは、そこに至るまでの経緯がしっかり描かれていて、その上でエッチがあまりに愛に満ちていて、こんなエッチができるのなら、人生そんなに悪くないよね……と思ったら、涙が止まらなくなってしまったのです。
ですから、私の今日の記事では、この作品の良さの4分の1も紹介出来ていません。でも、ネタバレしたくないので、ここまでです。
私ね、この作品を買って読む理由は、エッチ場面だけじゃないです。二川先生じゃないけど、
「性欲だけじゃねぇし」
って言いたい♡ 号泣するのはエッチ場面ですが、ふんわりと雨に包まれているような。
二人の愛が地球全体を包み込んでいるような。
そのくらいのあたたかさが伝わってくる作品だから推しています。
可愛い可愛い宮子ちゃんでお別れです。それでは、また。
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