「お前を使用済みにしてやろうか!!」
フハハハ!!!私こそ、数多くのエロマンガ大魔神【使用済み】(という名前のライター)だ。
魔神の私をもってしても、エロマンガの世界は…奥が深い。
その深みがわかってない頃は「エロマンガは男女のセックスを描く作品」という風に思っていた時期が私にもありました。
これがオークになったり、おじさんになったり、子どもになることはあっても
「(レズや触手ものを除くと、)男性に見える何かとセックスするところから、そこまで大きくブレないだろう」
と思ってました。
でも、蟲姦(むしかん)という「女の子が蟲に犯される」というジャンルがあるんですね…。
これ…蟲のビジュアル自体はかなりおぞましいんですよ…。
作者自身のあとがきが
「『最悪なエロ漫画を描きたい』というシンプルな欲求がまずあります。」
という一文から始まるだけのことはあって、内容自体はグロテスクにして、インモラルで背徳な内容なんです。
蟲姦というマイナージャンルも緑のルーペ作品なら読めるところが、すごい!
…そもそも、作者の緑のルーペさん自体が背徳的な作品を多く手がける人なのです。
背徳といっても、暴力的な描写は少なく、女の子が嫌がってるセックスを描くことも少ないからどんなジャンルでも読めてしまうのが、緑のルーペ作品の怖くもあり、魅了されてしまうところ。
作者自身が言うように、【最悪なエロ漫画】であることは間違いない!
ただ、その【最悪なエロ漫画】の中でも、緑のルーペ作品の女の子たちはセックスの悦び・トランス状態のドロッドロの脳みそを、全身を使って表現する。
読者になんとも言えない恍惚感を届けるんですよね!!
これが、普通のラブコメなら「いい話」であったり、「セックスするべくしてセックスしている」という形なので「表現がうまいエロマンガ家」止まり。
…もちろん、それもすごく大事なことであることには間違いないけど。
【最悪なエロ漫画】だからこそ、それは緑のルーペ作品に多く登場する近親相姦であれ、レイプ的なニュアンスを含んだプレイであれ、蟲姦であれですね…。
最悪な相手・シチュエーションだからこそ、純粋な愛情や絶頂で受け入れる女の子たちが神々しさや、懐の深さ、より強い性欲や絶頂を感じられて興奮して抜いてしまいます!
「ひどすぎ…♡」といいつつ、本人は受け入れる気満々なところに、強い性欲や受け入れる愛情を感じるワンシーンですよね…。
緑のルーペ作品は、最悪にも見えるセックス、自分の体や心が壊されていくセックスを喜んで受け入れる姿が、読者の本能に訴えてくるほどの恍惚感を与えてくれるんです。
なぜ、ブサイクな男性キャラが出てくるエロマンガが、たくさんあるのか?
とはいえ、エロマンガには、大なり小なりこのトリックを使う作者は多いです。
レイプや催眠を扱った作品の主人公は、ブサイクであったり、クズであることが多いのです。
別に差別的なニュアンスではなく、単純に「はまり役」なのです。
純愛を描くなら女性も抱かれたくなるような美男子・たくましい男がいいでしょう。
しかし、女性のより強い性欲・偏愛を表現しようとすると…どうしてもオスとして魅力的なパートナーを漫画に描いてしまうと「自然な交際・セックス」でいびつさが伝わらないのです。
女の子の腕にグロテスクな蟲が乗ってるだけでもいびつなのに、
「好きなようにさせてあげたい」という言葉がよりいびつですよね…。本人は至ってマジなのですが…。
色んな言い方があります。
平たく言うなら「ギャップがある方が、興奮する」と言えるし、
一般向けマンガに詳しい人なら「不自然主義」とも言えるでしょう。
刃牙シリーズの作者「板垣恵介」さんの座右の銘に、「不自然主義」という彼の造語があります。
自分が目的を達成しようと思ったら「自分らしく」していてはダメで、なにか目的を達成する時ぐらいは普段と違って不自然にやっていかなかったら自己実現はできない…と言う持論を持っているそうです。(これは刃牙の中でも、あっと驚く予想外の展開を混ぜることで実践されています。)
エロマンガに於けるギャップ・不自然さを突き詰めることとはすなわち、
「女の子が一番愛したり、セックスしなそうな相手はなんだろう?」
ということになるんですね。
背徳的なゾーンに踏み入らないのであれば、自分よりも一回り上のおじさんや、ブサイクでさえない同級生となるでしょう。
彼らに罪はないですが、絵ヅラとして女性たちの強い性欲や愛情を表現しようとすると、大きなギャップや彼女たちの個性が伝わるんですね。
【最悪のエロ漫画】を突き詰めた結果生まれたものは、究極のギャップ!!
さらに、倫理的に一線を超えたところまで含めて
「女性が愛していることが大きなギャップを生み出す存在」
について考えると、蟲や実の父親ということになるんですね。
蟲が苦手な女の子は多いですし、実の父親を「クサイ」「ウザい」という女の子も多いです。
それを、愛している人、身を粉にして体で奉仕する姿は…これ以上ない偏愛や性欲の表現になるんですね!!
【最悪のエロ漫画】も、そこにいい漫画に必要なリアリティを加えて、暴力的な描写、みんなが悲しむバットエンドを抑え込むと…究極のギャップができあがるんですね!
なにしろ、当人達は蟲とのセックスを、日常としていて、立てなくなるまで犯されるのを普通であり、蟲にもっとセックスさせてあげたいと思ってるのですから。
緑のルーペの作品は全般的にこのギャップ・不自然さを突き詰めた題材が多いです。
でも、その中でも「スカートと寄生虫」は、究極のギャップ、究極の不自然と言っていいような内容なんですね!
蟲姦という身の毛もよだつような怖いジャンルを扱いながらも読み勧めていくと、逆にその練りに練られた設定や、女の子の深い愛情や絶頂する姿に興奮しっぱなしなんですね…。
よかったら一度お手にとって見てはいかがでしょうか。
1はまだ人の心がしっかりある感じの内容なので、耐性がついてない人は1から読むのがオススメ。
よりハードなプレイや、感情…衝撃のエンドまでもをしっかり読みたい人は2がオススメ!
最初読んだ時は何が起こった変わらなかったけど…起こったことをしっかり理解すると、壮絶でゾクゾクする。
緑のルーペさんの商業誌での作品ですね。
実の父親に、調教されて性に染まりながら成長していく「父の愛人」シリーズを読むことができます。
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