「好き好き好き好き好き好き好き好き」(オトナテイコク様)は地味な子がヤンデレになる、愛と変化の物語!週刊エロ同人Vol.036

特集

 

いよいよ年末ですね。さて、今年最後の「週刊エロ同人ピックアップ」の日がやってまいりました!

最後だからと気張りすぎず、いつものペースでわたしのオススメ作者様の作品を、まとめて紹介したいと思います!!

 

今回はちょっと特殊で、紹介するのは「好き好き好き好き好き好き好き好き」という一作品だけです。この病的なまでの「好き」の繰り返しが示唆するように……そう、地味めのヒロインがヤンデレになり、最後は狂気を帯びたような……おっと、この先は実際に体験していただきましょう。

 

エロ場面のハイライトは記事内に入れておりません。あくまで紹介です!!
「面白そうだな!」と思われたらぜひ、1巻だけでも読んでみてください!!

 

……ただ、こちらの作品ただいま全作半額セールになっており……全部買っても1500円かかりません。ですのでこの機会に全部読むのもおすすめです!!

ではいきます!!

 

 

好き好き好き好き好き好き好き好き Ver.1

 

パッケージ
同人サークル・作者オトナテイコク様
性癖巨乳・地味→ビッチ・寝取られ・ヤンデレ・病み・パイズリ!
販売価格一巻あたり275円or330円(税込み) 
ページ数28ページ~43ページ(平均35ページくらい)
ジャンルオリジナル
セールの有無50%オフ!
評価エロさ :★★★★☆(好みは別れるけどハマる人にはハマる!)
絵・CG:★★★★☆
物語性 :★★★★★

1巻では地味なヒロインを紹介しつつエッチ!! 

 

ヒロインは「藤崎茜(ふじさきあかね)」。

甘めに見積もっても「イケてる」とは言えない、ダサめのヒロインであることがわかります。けれど、この物語は「すべては変化するもの」という前提でつくられています。今見えているものすべてが「ずっと変わらない」なんてことは絶対ない。

そう、ここからすべてが「変わり始める」のです!!

 

 

いつまで経っても仲の良い両親に。
あたたかく育てられ、優しく見守られ。
「茜はそのままでも充分可愛いよ」と言われ。
安心できる場所があるから。
特段自分を変える必要もなく安心して生きている。

 

はい、これ全部「今」そうだっていうだけです。永遠にそうですとは誰も言ってませーん。誰ですか世の中の正しさが一つだって決めたの。そんなの決まってないんですよ。だから「茜」の未来も誰にも予想すらすることができないんです。

 

 

 

そんな「茜」の現実。

 

友達のいない教室。誰からも話しかけられない現実。学校は茜にとって「楽しい場所」ではないようです。そんな折に……

 

 

わざわざ名指しで、

 

「藤崎さん、藤崎さんいますかー? 俺、二年の高坂コウタ。ちょっと話あっからさー。来てくんない?」

 

ここで、高坂コウタ先輩は茜に対し、行為のようなものをチラつかせます。でもこの時はただ一方的に先輩が茜に連絡先を渡しただけでした。茜から連絡しなければ、あるいは何も起こらなかったのかもしれません。

この日の茜は、なぜかよく人に話しかけられます。今度はクラスメイトから……。

「ごめーん! 今日の掃除当番変わってくんない?」

……ろくでもない用でした。しかしこの日茜が掃除当番になったことで、運命の歯車が動き出すのです。

 

 

 

思いがけず帰りが遅くなってしまった茜。近道をして帰ろうと、暗がりの中を歩いていきます。そう、ふだんなら通らない道。

そこで茜は……

 

 

 

あろうことか、自分の母親が浮気をしている現場を目撃してしまいます。そう、茜の両親は「仮面夫婦」であったのです。

いろんなことがありすぎて、気持ちの整理が追い付かない茜。

 

その日の夜、茜はベッドに入っても寝付けず、あろうことか、昼間遊び人っぽい先輩から渡された連絡先へメールを送ってしまうのです。

すぐに返信が来て「じゃあ今度二人で会おうよ」という進展に。

 

デートで先輩は、自分の行きつけの店に茜を連れて行き、あるものをプレゼントします。

この「あるもの」がきっかけで、茜は先輩のことを盲心的にまで信頼してしまうのです。

ハッキリ言いますが、この先輩はろくでなしです。茜のことなんてきちんと想ってないし、ただヤリたいだけ。口だけはうまいので「運命じゃね?」などと茜を虜にする言葉を軽く言います。

 

初めてのデートだというのに、帰ろうとする茜を引きとめて、公衆トイレに連れ込みます。(この時点で大事にされてるかどうかなんてわかりそうなものですが……)

 

 

全然こんなことしたくなかったはずの茜。
しかし茜は行為の途中で、こう尋ねるのです。

 

「本当に私が先輩の……運命の人で良いんでしょうか……?」

 

先輩は自分が言ったセリフなどすっかり忘れており、「は?」となるのですが。エッチに集中したいため、このように茜に返すのです。

 

「よくわかんねぇけど、良いんじゃね?」

 

 

「う、嬉しいっ♡」

茜のよろこびの声がむなしく響きます。
Vol.1ではこのあと、茜に少しの変化が起こって幕を閉じます。Vol.2に続きます。

 

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好き好き好き好き好き好き好き好き Ver.2

続く2巻では茜にまず外見の変化が!! 

 

あれ? 茜は? と思った方……。そうなんです。茜は先輩の趣味に合わせて「ビッチっぽい格好」をするようになるのです。

 

いつものように登校すると、これまでとは違う種類の「茜へのイジメ」が始まっていました。もとより友達のいなかった茜にとっては、これまでの無視と下駄箱に「ビッチ」と書かれることはさほど変わらない用で、このことを気に病んだりはしません。

 

 

 

そんな茜を、真面目な感情で見てくれている人がいました。二階堂君というクラスメイト。

彼は「最近変わったよ……」と茜に伝えます。

 

 

 

二階堂君は続けます。

 

「格好だけじゃなくてさ、前は本読んでる時とか楽しそうだったし。今は無理してる感じがする」

と、遊び人の先輩との付き合いを、遠回しに止めてきます。茜は自覚がありつつも、自分の相手をしてくれる「運命の人」、高坂先輩との付き合いをやめたくない気持ちがあり、素直になることができません。

 

 

「……ちゃんと、大切にしてもらってるのか?」

 

高坂先輩のいい噂を聞かないという二階堂君は、鋭い質問を茜に投げかけます。茜の中で、高坂先輩が自分に対してしていることがどんどん、思い出されます。

その思い出とは。

 

 

 

ただ、いいようにセ●クスの相手に使われているだけ。
茜もそれは心のどこかで自覚しているのです。でも、先輩を信じたい盲心的な気持ち、それだけに縋りついてしまう茜の弱い心。

Vol.2ではエッチな場面も多いですが、何より茜の強い意志が現れているのは下のページの、

「センパイは冴えない私を気にかけてくれて、私のコトを運命の人だって言ってくれたもん」

 

というときの茜の目です。

 

この目つきこそが、「好き好き好き好き好き好き好き好き」を暗示しているように思えます。頭のネジがぶっとんだ「好き」です。

 

 

いよいよ先輩に心まで侵食されてきた茜。ほかのことより先輩との「運命」を優先してしまう茜。茜はこれからどうなってしまうのでしょうか?

 

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好き好き好き好き好き好き好き好き Ver.3

茜の心は血を流し、体はビッチになっていく……3巻! 

 

 

「好き好き好き好き好き好き好き好き」もVol.3まで来ました。

 

茜が一人でお昼を食べていると、隣に来て一緒に食べてくれる先輩。そんな先輩に格別の喜びを感じる茜ですが……先輩はスマホのゲームで心ここにあらず。茜にはそれがわかっているのに……「そばにいてくれること」の方、良い事実だけを自分に伝えようとしているように見えます。

 

「恋に恋してる私」でありたいだけにしか見えない茜です。

 

 

 

そんなデレデレ状態の茜に対して。

 

「あ~そうだお前、今日空けといて」

 

もちろんOKする茜。

 

 

 

「今日はさ、お前の愛を試す日だから」

 

先輩にそう言われて、胸が高鳴る茜。愛を試される? 何をされるのだろう? その答えは。

 

 

 

 

先輩は、茜とエッチする権利をお金で売っていました。それも、筋の良くなさそうな友達に。そのことを正当化するために先輩はこう言います。

 

「あと俺、経験豊富な女が好きなんだよね。俺とヤるまで処女だったじゃんお前。いつもぎこちなくてさあ。もっとHに積極的なのが良いんだわ。コイツらで練習すればいいじゃん」

 

わたしは茜が、泣いてしまうのではないかと思いました。
しかし……茜はにんまりとした表情をつくって、言うのです。

「わかりました……♡」と。

 

 

(ひどいって思う。心に血が流れてる気がするのに。
どうして私はセンパイに逆らえないんだろう……)

 

「いいよ、好きなようにして……」

 

乖離がいよいよ本格的に始まります。

茜の中で、本音で思っていることの上塗りが始まります。センパイのしていることは最低です。なのに、センパイの言うことを全部受け入れようとしてしまうのです。

 

 

 

まずは茜の体を弄ばれます。何回もイカされて、頭がおかしくなりそうになる茜。
そこへ先輩が「そろそろコイツらも気持ちよくさせろよ」と……。

茜はどうなってしまうのでしょうか……。

 

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好き好き好き好き好き好き好き好き Ver.4

先輩の悪知恵で茜と家族が崩壊!? 4巻! 

 

 

先輩の企みで、たくさんのクラスメイトにエッチなことをされても、文句ひとつ言わなかった茜。そんな茜はまだ「センパイ♡センパイ♡」と少しでも一緒にいられると嬉しそうにします。

 

そして、覚えていますか。

 

茜の母親が浮気をしていたことを。そのことを茜は先輩に相談します。すると先輩は、「その男、お前が寝取っちまえばいいじゃん」とアドバイスをしてきます……。

 

もちろん言われたとおりにする茜……。

 

 

皮肉なことですが、この回で初めて茜は「やさしいセ●クス」を体験します……。

「優しく……丁寧にされるの……初めて♡ おっぱいだけで甘イキしちゃった……♡」

 

 

そして。茜の壊れた心は、周囲まで壊していきます。

母親に対し、

「おじさんとヤッたんだけど。お母さんより私の方が良かったって」
「私のほうがお母さんみたいなオバさんより、好きだって♡」

 

 

家族は崩壊。

そして茜の体に異変が……!?

 

 

地味な女のコが悪そうな先輩と付き合ってビッチになるだけかと思いきや、目の前で寝取らせるようなことをされ、さらには家族仲を破壊されるようなことになっても……

 

茜はまだ、先輩が好き……いえ、きっと「センパイを好きな自分が好き好き好き好き好き好き好き好き」。

 

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好き好き好き好き好き好き好き好き Ver.5 Final

笑顔で恐怖を感じさせる、怒涛の5巻!!

 

 

最終話です。

少し時間が経過し、先輩はすでに他の女のコと普通にデートしています。。
茜は……そんな先輩のことをストーカーしている状態。先輩からの第一声は、

「おい、ついてくんなよ」

 

 

しかし、「ちょっとうちに寄っていきませんか」という、「明らかなセ●クスの誘い」であるとわかると、

「わかった」

と首を縦に振る先輩。

茜はここで伝えます。

「……赤ちゃん、出来たんですよ……センパイとの……」

 

 

この幸せそうな茜の顔と、先輩のドン引きした顔。

 

 

茜はわかっていました。先輩が「俺の子じゃないかもしれないだろ」と言ってくることも。茜の妊娠を喜んではくれないことも。でも、そんなのすべて茜にとっては、

 

「やだやだやだやだやだややだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ……やだやだ……やだァ…………」

 

 

 

茜は先輩の飲み物に薬を入れておき、力の入らない先輩を押し倒します。

先輩への思いのたけをありったけの言葉で伝えます。

 

「運命の人……結ばれてるの……世界で……センパイと私だけで……」

 

 

「起きましたね♡センパイ♡」

 

 

「やっぱりセンパイのお●ん●んは最高ですねっ……♡私のお●んこと相性バツグンッ♡これも運命っ……♡」

 

このあと二人がどんな末路になるのか。
わたしには、センパイが最初にプレゼントしたものが茜を狂わせたように思えます。

いろんな要因があり、様々な見方ができるけれど、わたしにはそう読めるのです……。
この作品、様々なエロスの極みとなっています。

よろしければ、感想をお聞きしたいです。

 

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おわりに

今回本当は「オトナテイコク」様の作品をいくつか紹介する予定でした。具体的にはこちら。

 

この、「すみれちゃん」シリーズなどを紹介したかったのです。

しかし「好き好き好き好き好き好き好き好き」だけでかなりのボリュームがあり、また、この作品は丁寧に紹介したかったので、今回「すみれちゃん」などは見送りました。

また来週、別で記事にしようと思います。

 

2020/12/30追記

オトナテイコク「近所に引っ越してきた無防備・無抵抗巨乳美少女すみれちゃんにヤリたい放題な夏」3部作すべて感想・あらすじ紹介します!!
こんにちは。さやかです。気づけば今年最後の投稿となります!! 年末年始、大みそかと元旦は、サイトとしての特集記事を出しますので、さやか単体記事は今日この記事で最後です! いや~……一年あっという間でしたねぇ。。長かったとも言えますが。。 ...

 

すみれちゃんの記事書きました♡

 

お話の内容自体は全く違うのですが、ある部分において、オトナテイコク様にしか描けない「優しい残虐性」が漂うのです。

今回の「好き好き好き好き好き好き好き好き」は、5巻通して読むと、本当に「何一つ、変わらないものなんてない」という無常感に打ちひしがれるストーリー性を持っています。しかし、ヒロインは肉感的で美しく、ズルい男の性質もまた、現実にそこらじゅうにあふれている。

 

ただのエロ漫画(としてももちろん使えますが!!)だけでない、読み物としての面白さが感じられたので、今回はこの物語だけで記事にさせていただきました。

興味がある方は読んで頂けるとうれしいです。

 

一番好きな1ページを貼ってお別れしたいと思います。

それでは、また。

 

 

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