今日は、自分の中でツボってしまっているバカエロ作品を紹介したい。
「通学路種付け選手権」ですよ!?
何を競うのか、そもそも競技なのか、【種付け選手権】ができるほど選手がいるのか…疑問が疑問を生むワケワカメなタイトルなのですが…ちょっと真面目に、考え始めてしまうとツボるんですね。
で、忘れられなくなっちゃって購入すると…本当に通学路種付け選手権というこの世で最も謎な競技が行われていて、作品としては最高のオチで終わってるんです。
あらすじ
まず、パッケージなのですが…このインパクトがもうすごいですよね。
言ってることメチャクチャすぎて、逆にワクワクしますよね。
4人のおじさんが思い思いに通学路で見つけた女の子を種付けしていくのですが…やってることがただのレイプなのに、まるでまともな競技であるかのように実況がついていると…なぜかワクワクしてしまいます。
辻切りならぬ辻セックス。
「決まったー!!大量中出し!!」という謎の実況。
エロいのに、どこか笑ってしまう…
射精してもどこかフィニッシュし切らない不思議な味わい。
この本あらではならではの、勢いを感じながら読んでほしいものです。
エロマンガの様式美を知ってるとメチャクチャ楽しめるギャグマンガ!
この本には、セックスに愛情とか、貞操観念とかそういうモノはないんです。
やってることはレイプだし、セックス中でも部外者の実況がついてるので、このマンガのセックスにリアリティを求めても…げんなりすると思います。
でも、【エロマンガならではのセックス】の面白さ、バカバカしさ、勢い…そういうものを全部詰め込んだ作品だからこそ楽しくなってしまう様式美的で、妄想チックな魅力が詰まった作品です。
例えば、エロマンガに慣れ親しんだ人なら、種付けおじさんが4人登場した時点でもうツボ!!
エロマンガ特有の、謎のおじさん4人衆です
エロマンガでは、男主人公の目を描かないとか、名前がない男キャラが出てくることがありますが…それを再現したものです。
一般向けのマンガに比べて圧倒的に、「名前も顔もわからないのに、癖だけは強い男キャラ」が多いです。
だからこそ、出で立ちだけで存在感を示す男キャラを見るとエロマンガファンは色めき立つのです。
ネタが分かる人だけの様式美なのですが…
「名探偵コナンのファンは、黒タイツ姿の犯人を見ると、誰だかわからなくても、出てきたことにワクワクしてしまう」
みたいなものは、色んな作品やジャンルのファンにあると思います。
ただ、様式美で笑ってしまうものの、様式美ができるまでにはちゃんと理由が存在するのが、文化の面白いところ。
コナンの場合は「犯人の犯行現場も描きたいけど、視聴者に犯人がバレるのは嫌だ」ということで、犯人は前身黒タイツの男となっている。
エロマンガの場合、男性がエロ本や、アダルトビデオを見る時には
「自分が女の子を犯してる、自分に向かってエロいことをしているような気分になりたいから、男の方はできるだけ(笑いを取ることと、女を辱める以外の理由で)出てくるな」
というスタンスの人が多いため、【誰でもない男主人公】という意味で、顔を描かない・名前がない登場人物を出すことが多い。
ただ、【誰でもない男主人公】に癖をつけることで、女の人のリアクションを生み出したり、名言を生み出したりすることもあるため、エロマンガをいっぱい読むと、男キャラに笑いと妙な愛着が湧いてしまう。
それこそ、コナンで黒タイツの犯人を描いたスピンオフ「犯人の犯沢さん」というマンガが登場したように…。
こんな感じで、「エロマンガを知ってる人だったらもっと楽しめるネタ」がいっぱい詰まってます。
例えば、シーンもエロマンガ好きな人なら、女の子よりも、車を見て笑ってしまう人が続出するでしょう。
ありとあらゆるフィクションで、
「車を使って誰かを誘拐する時に、ハイエースなどのワンボックスカーが多く用いられる」
というところから、エロマンガの世界では「ハイエースする=誘拐してセックスする」という意味で用いられる。

他にも、AVなどの複数プレイで見かけるマンコタワーを「中出しドンペリ」という少しエロマンガらしくひねった形でだしていたり、
エロマンガではおなじみのセックスの体位「種付けプレス」なんかも登場している。
エロマンガなどのアダルトコンテンツを見慣れてる人だからこそ笑える要素が、作中に数多散りばめられ、エロマンガとしてのエロはもちろん、バカエロ作品ならではの勢いと笑いを楽しむ作品となっています。
男同士のバカエロトークの延長線的な作品なのですが、
「エロマンガあるある」
的なバカバカしくも、どこかネタで盛り上がりたい気持ちがある人!是非オススメですよ。
ちなみに、この記事のアドレスを見てもらうとわかるんだけど…実はこのマンガのネタまみれな作風は、もうタイトルから始まってたんだ。
日本語で面白いだけではなく、英語にしてみるともうすでに「掛詞」になっていることが面白い。これわざとやってるなら天才的!
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