「こいつに勝てるエロマンガの雄はいないし、今後も出てこないだろう」
と惚れ込んだ「雄」のことがどうしても頭から離れない…。
その「雄」の名は猿田くんだ。そして、彼が登場する作品こそが、もつあき(サークル名:ハムスターの煮込み)の「ラブコメ主人公が友達にヒロイン全員寝取られるお話」なのだ。
あらすじ
主人公は「ラブコメ主人公」と言われても過言ではないほどモテモテのイケメンのタケルくん。
学校には自分のことを好きだという女の子がいて、タケルくん自身も彼女達のことは好き。
しかし、友達の猿田くんによって、タケルくんの人間関係はぶっ壊されていく…。
600枚以上のCGで送る、NTR超大作!!
NTRと見せかけて、猿田巨根伝説!!
この作品はタイトルにも「ラブコメ主人公が友達にヒロイン全員寝取られるお話」とあるように、NTRモノと言われている。
そのこともあって、タケルくんという寝取られる側の主人公は猿田くんがセックスするたびにその様子を被害者目線から語っている。
でも、それはタケルくんの言い分。
NTR作品では寝取る側に「寝取っている自覚がある作品」「寝取る側が寝取られる側を見下す作品」も多いが…この作品に限って言うと、それがない!
それどころか、寝取る側の猿田くんという「雄」…間男と呼ぶにはいいやつすぎる。
タケルくんがセックスできない時にはおかずとして自分のセックスの様子をシェアしてくれる。
女の子達から嫌がられていても、【親友のタケルのために】とハメ撮りをお願いするほど猿田くんは友情を信じている。
寝取る相手によっては「いくらなんでも、これは傷つくだろ!」と思う相手もいる。
でも、猿田くんは猿田くんなりに友達思いで、女の子たちに無理を言ってハメ撮りをお願いして、タケルくんに自分の落とした女の子のセックス画像を送っている。
猿田くんがすごいのはそれだけじゃない!!
なんと、「自分の落とした女」を彼女とセックスもさせてくれる。これ、かなりすごいこと!!
器が大きい猿田でさえ【俺も他の男に自分の女とセックスされるのは嫌だけど】というように、男って自分だけの女でいてほしいのが本音です!!
それを親友であるとは言え、自分の女とセックスさせてくれるんですよ!
なんという器の大きさだろうか!?…ただ、これが悲劇を生むことに。
なんと、猿田くんは人の器も、男の器もデカかったのだ!!
…と、こんな感じで「寝取り」といいつつ、むしろ間男と呼ぶにはが優しすぎて、読者も作中の女も猿田くんがセックスすればするほど、みんな猿田くんのことが好きになるのだ。
思っているだけじゃダメ!男ならヤらなきゃ!!
猿田くんが間男と呼ぶにはいい男すぎる話をしてしまったことで、作品未読の人達からこんな疑問が湧いたはずだ。
「この作品は、NTRじゃないならなんなんだ!」
「猿田伝説をやりたいなら、なんでタケルくんが出てくるんだ!?ひたすら知り合いを穢され、オスとしても敗北するだけの彼は必要あったのか?」
いい質問ですね。
答えを知るには、作中での猿田くんとのやりとりを文字起こししてみよう。
タケル「お前…!お前!!」
猿田「ちょっ、ちょちょちょ、どうしたんだいきなり!!」
タケル「とぼけるな!!お前…!!お前昨日…!!詩織と…!!」(略)
猿田「ちょっ…ちょっとまってくれ…!お前ら付き合ってたのか?」
(略)
確かに、たしかに互い行為を抱いていたのは確かだった。
だが、お互いに一度も「好きだ」と告白した覚えは一度もなかった。
詩織は、自分のものではなかったのだ。
いつのまにか、勝手に、詩織のことを、
自分のものだと勘違いしてしまっていたのだ。
…今一度、この作品のタイトル思い出してほしい。
「ラブコメ主人公が友達にヒロイン全員寝取られるお話」
噛み砕いた説明をすると、タケルくんは「エロマンガ主人公」ではなく、「ラブコメ主人公」なのだ。
もっと言うと…ラブコメ主人公は、ヘタレですよね?
一人の女の子とくっつくまでのすれ違いや、別の女の子からの誘惑に負けたりとかグダグダな恋愛をした挙げ句、終わっても特にセックスする間柄になったかどうかわかんない人達ですよね?
つまり、この作品はタケルくんをラブコメ主人公、猿田くんをエロマンガ主人公という対比の上に成り立っているんですね。
そして、猿田くんは無理やり犯すだけじゃなくて、猿田くんの強引さ・雄として力強いセックスは女の子の心に響くんです!!
猿田くんに好かれて「好き」の意味を知った女の子のこの言葉…ぼく大好きなので、紹介させてくださいね。
ううん。違うよ。
好きっていうのはね、相手を独り占めにしたい。
なんとしてでも相手を自分のものにしたいって気持ちの事を言うんだよ。
猿田くんの場合は「なんとしても相手を自分のものにしたい」という欲望がすごい強く伝わるんですね。
二人っきりの時にそんなセックスをされるもんだから、まとめて4Pする時に嫌な顔されても明るく「みんな平等に俺が幸せにするからさ」と器の大きさを見せつける。
それも、常に何一つ悪びれることなくスパッと言い切ってしまう明るさと潔さがまた、突き抜けててすごい!!
しかも、単に「セックス気持ちいい」だけでなく、女の子を褒めるのも忘れない。
雄として強い彼だけど、プレイや交際の経緯とは裏腹に、女の子に大事してる・愛してることが伝わるようなセックスをしっかりやってる。
ハーレムを作ったり、寝取りを敢行する「エロマンガ主人公」としての貫禄を女の子と読者(あと、タケルくん?)にこれでもかと見せつける!
この作品ってNTRを銘打ってるけど、本質は寝取ることじゃないんです。
「ラブコメ主人公じゃ女の子を愛しきれない!エロマンガ主人公はふしだらなようでいて、相手の女の子に満足してもらえるだけの才能と言葉と意思表示がある!!」
というお話なんです。
このロックンロールなテーマ、テーマに負けない猿田くんの圧倒的雄力が最高にいいですね!!
600ページもあってとても語り尽くせないけど…もし、魅力が伝わったならお手にとってもらえると嬉しゅうございます。
もつあき先生の作品にハズレがない理由
最後に、これを読んだ人から
「この人の作品はそんな説教臭いテーマなの?」
と思われても嫌だから、作者のもつあき先生(同人サークル名:ハムスターの煮込み)の作品の特徴を語ってみようかと思います。
まず、この人の作品はどれも大ヒットしている。
商業単行本の販売数はDLsite.comの中では累積4位。
同人作品でもどれも累積20位以内にランクインしている。
商業の1位は愛上陸先生、同人の1位は青水庵先生ではあるものの、
『同人・商業両方で強い作家』
『ハズレがなく、出した作品全てが当たっている人』
『特に値引きしなくても、何ヶ月も売れ続ける作品を作る人』
という観点で言えば、もつあき先生が最強です。
しかも、ストーリーは様々。
男がオスとしての実力を見つける作品もあれば、
女の子のエロさを楽しむテーマの作品もあるし、
もっとギャグっぽい力技を楽しむ作品もあって多彩です。
共通しているのはこの激しいセックス描写ですね!
もつあき先生の作品は、とにかく腰振りや絶頂が激しい!!
はじめて見ると、吹き出して笑い転げるほどすごい!
逆に、慣れてくると女の子にがっつく様がエロすぎて、すごく抜ける!!
女の子も女の子で、メスの顔つきで答えてくれるのが素晴らしい!!
しかもメスの顔つきの描き方がまた素晴らしくてですね…もつあき先生の作品はとにかく抜けるし、エロで真っ向勝負されてるんです!!
今回は猿田くんメインですが、別作品ではむしろメス堕ちする女の子を描いてて、そのメス顔がすごかったりします。
だから、他の作品もぜひ読んでほしいです。
せっかくだから、自分がもつあき作品も軽く紹介してさせてください。(もちろん、上の画像も紹介しますよ)
是非、全部コンプリートしてみてください。
この人については、作家買いして…新作が出たら発売日に買うぐらいの勢いでいいと思います!!
ああ…もつあき作品見てたら、また抜きたくなってきた…。
ほんと、この人の作品はサラッと読んでても「男の本能に訴えてくるエロさ」があってヤバいわ…。
後は猿田君を見ていて、↓「カラミざかり」の貴志君というキャラを思い出しました。

この作品はNTRをさらにエンタメとして深めて描いてるような作品なので、こちらも気に入った方はぜひ購入してみてください。
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