クジラックス先生の過去作品のキャラクターが総集結したエロ漫画界のアベンジャーズ!「わんぴぃす」+「わんぴぃす完全読本」

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ある日こんなコラ画像ツイートを見かけて面白いなと思ってRTしました。

 

そうしたら、とある人が「言ってることはごもっともだけど、『自分に素直になれ』系はク〇ラックス先生の麦〇らのお兄さんの方が数倍説得力ある」というコメントともに、このような画像を貼ってくれてました。


なんかすげえいかついやつが、私みたいに冴えない雰囲気の男に「自分に正直に生きろや」と声をかける……

 

「いいシーンなんだけど一体どういう状況なんだこれは!?」すごい気になったのでこの作品って何ですか?と直接その人に尋ねてみて知ったのがこの「わんぴいす」という作品です。

クジラックスさんがこんな作品描いてるのは知らなかった

ストーリーのあらすじは、めちゃくちゃわかりやすく紹介してくれてるのでこちらを見てください。

 

クジラックス作品世界の集大成みたいになってる!

この作品は、過去のクジラックス作品とのつながりを前提として描かれています。

例えば、4話で出てくるこのおっさん。


これは、「がいがぁかうんたぁ」という作品で登場するキャラクターです。


また、もう一人の人間が、ロリレイプを行おうとしたのは「ろりともだち」という過去作品に登場するキャラクターに影響を受けたからです。

 

ほかにも、クジラックス先生自身が体験した「自分のエロ漫画が模倣されたのではないか」とネットで指をさされて行方をくらませたエロ漫画家もいます。

漫画家・クジラックス先生、警察の「申し入れ」報道についてあらためて説明 「前例ができたと思ってほしくない」
警察の申し入れについて「表現の自由の侵害ではないか」とネット上では懸念の声があがっていました。

 

そんな感じで、クジラックスという作家のある時点までのロリレ〇プものの集大成になっています。

※クジラックス先生は「らぶいずぶらいんど」みたいな感じのちょっとラブな感じの作品ももちろん描けるし、巨乳の女性を描いている作品もあります

実際この作品を最後にして、ロリレ〇プものは引退しようと思っていたそうだから、そういう意味でも気合が入っていますよね。

 

割とほんとにワンピースっぽい作品になってて驚く

作者あとがきで自虐気味にこういうことを書いていますが、実際読んでみてこれは結構ワンピしてるなって思いました。ワンピース読んだことがある人はにやにやできると思います。


割と本当に一人ひとりのキャラを掘り下げていて、ストーリーも

①世から外れた生き方をしている者たちが
②仲間の友情を何よりも大事にしながら
③大きなことを成し遂げる

という展開になっています。

特に、登場人物たちのエピソードは「人生で大切なものを奪われた者たちが、それを取り戻そうとする話」みたいになっており、ニコ・ロビンのエピソードなどが好きな人はちょっとグッとくると思います。

もちろんいい話風ではあっても、やってることは最悪だからね

わざわざ作者さんがこういう注釈を入れないといけないくらい、いい話風にまとまってます。

 

110pの大ボリュームで描かれる読み応えのある長編ストーリー。

もし未読の方がいらっしゃったらぜひご一読ください。

(2023年追記)「歌い手のバラッド」も完結しました!

→完結しました!

「歌い手のバラッド」最終話感想  この作品はすべての個人の表現活動やその表現を愛する人たちへの賛歌である
コミックは2020年11月号が通算200号だそうです。この記念すべき号において、クジラックス氏の「歌い手のバラッド」の最終話が掲載されました。 連載開始してから1428日、天才と呼ばれながら過食・睡眠障害・性欲減退に苦悶し続けた不器用な漫...

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