今でも、エロゲの金字塔。
リアルタイムでプレイされた人は、トラウマを刻みながらも、きっと生き方に影響を受けたんだろうなって、始めてプレイしたときにすごく感じました。
“『マブラヴ オルタネイティヴ』は令和になったいまでも色あせない美少女ゲームの大傑作”
Famitsu“マブラヴシリーズが好きかどうかに関わらず、ビジュアルノベルのファンであれば誰でも、ジャンルを代表するこの名作を体験すべきだ”
96% – RPGFan“『マブラヴオルタネイティヴ』は、無邪気な笑顔で徐々に我々を追い詰め、今までにない残虐さで心臓を何度も殴りつけてくる作品だ”
9.0/10 – DualShockers
※steamのレビューより引用。
今からプレイする人のおすすめプレイ順
①公式でエクストラ編をpart48まで配信しているのを流し見(4~10倍速でも問題ないくらい)
②アンリミテッド編は等速で見て、
③このマブラヴ オルタネイティヴはぜひsteamで買ってプレイしてほしいです

そうすれば3980円(セールを狙う場合もう少し安く買えます)ですごく満足できるはず。実はオルタは公式でも実況プレイしてくれているのですが、ゲームのほうが満足度は絶対に高くなるはず。
途中でうっ・・・って辛くなったりする作品なので、ゲームで自分のペースで読めるほうが、満足できるからですね。
以下のレビュー部分は少しだけネタバレを含みますが、核心的な箇所は触れないようにしています。
異世界転生について
・転生したことによる、強みを活かして活躍できる場面とか、そういう「ゲームが強い」ところとか、最初は運動の訓練すらついていくのが精いっぱいだった主人公がニュータイプのような信じられない活躍をするってところは凄くかっこよかった。自分も運動音痴だけど、何か向き合えたら変われるのかなって勇気付けられた。
こんなことを書くと老害でしかないのですが、出来の悪い異世界転生ものって、異世界に転生した後元の世界で得意なこととか触れていないのもあったりして割とげふんげふん。。。
シナリオについて
・○○○ちゃんのくだりのあたりはわんわん泣いていたし、あそこが一番のシナリオのピークだと思う。甲21号作戦、そして○○○○○○戦も、ブリーフィングであそこまで心が動かされるというか、中二心が擽(くすぐ)られる作品は他にない。これ本当に2006年の作品なんですかね・・・・?
○○○○○○戦のあたりの絶望感はやってみないとわからない。そして、その絶望を乗り越えた後に、OP「マブラヴ」は涙腺にうっと来ます。あれは泣かないの無理だと思う。そして、スタッフロールの白さ以上に涙が出て、スタッフさんに賛辞を送りたくなる。
ニコ動全盛期のころの動画に、こういうマブラヴ オルタネイティヴの作風の影響を強く受けた動画は散見される。人類の絶望感から立ち上がる、どうやったら攻略できるだろうかと試行錯誤するブリーフィングのBGMは素晴らしい。
シナリオを評価するなら、クーデター編、○○○○○○事件、甲21号作戦、○○○○○○戦、○○作戦とそれぞれのシナリオに好きなファンがいて、毎回議論になるくらい意見が割れるくらいには、好きって人がいるくらいで、劣る箇所がない。シナリオとして常に密度が高いまま進行するのは凄まじいの一言。この物語は とてもちいさな、とてもおおきな、とてもたいせつな、 あいとゆうきのおとぎばなし(公式より)なのですが、創作だと誰もがわかるのに、その世界観の壮大さに今なお多くの人が取り込まれるのは納得でしょう。
この作品から・・・
人の死ということの重さ(作中では割と軽く死にますが…)、犬死には自分はしたくない。誰か、自分の死を役に立ててくれたり、誰かに次の命をもっと活用してほしいな、って。絶望的な時でもそう思えるように、常に生きるとき誰かのために、って考えなきゃな。
個人的にはホワイトアルバム2(紹介記事)と並んで、エロゲの金字塔。伝説の作品の1つに数えていいと思っています。
一つ苦言を言うなら・・・
アニメの出来が今一つ振るわなかった(自分も当時は録画していましたが、仕事が大変だったので切ってしまった・・・)こと、ソシャゲで悪名が広がってしまったことで、かなり作品にケチがついてしまったのは残念でしかないです。
ソシャゲは作り直したものの、まだまだ課題は山積。筆者は詳しくないですが、いろいろ権利周りとかも難しい作品で。どうやってこの作品を後世に残していくのか、もう少し触れられてもいいのかな。。。って考えてしまいます。
エクストラ編とアンリミテッド編は今からだとかなり分量が重たいので、youtubeで軽くサクッとみて、なんなら数倍速、いやスキップ連打でもいいくらい。そして、このマブラヴ オルタネイティヴに向き合ってほしいです。
こうやって私みたいな末筆が語ることも一つの資料になるのかもしれないので、ファンの皆さんはぜひsteam版や当記事を宣伝してくださいね。
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