こんにちは、さやかです。
青春は、ありましたか? 今もありますか? 青春の手触りを思い出せますか?
わたしは、青春すべきときに上手に青春ができなかった人間です。ですから、青春というものがいかに人を幸せにしてくれるのか、実はあまりよく知りません。
そんなわたしの心にさえ、ぐっと刺さって、「これが青春だよ」「愛っていいものだよ」と語りかけてくれた本があります。
今日はそんな、いちごミルクの飴を噛んだときのような、刹那の甘さや美しさを切り取った、素敵な本を紹介しようと思います。(R-18です。ご了承ください)
じょろり先生の「君が好き。」で失われた青春を取り戻せる話
パッケージ | ![]() |
同人サークル・作者 | じょろり先生 |
販売価格 | 2日間読める→330円 無期限で読める→1100円 |
ページ数 | 211ページ |
ジャンル | あまあま・いちゃラブ・青春・処女・童貞 |
見どころ | オムニバス形式で全10作品、珠玉の短編が入ってます♡ |
評価 | エロさ :★★★★☆ |
絵・CG:★★★★☆ | |
物語性 :★★★★☆ |
☆
10編のレンアイ短編集
このあと、おしながきをのせますが、すべて違ったシチュエーションで、超短編もあれば少し長めのお話もあります。どのお話も、やさしくて、愛があって、青春を思い出させてくれる素晴らしい作品です。
「2日間だけ読める」買い方で刹那、青春を思い出すも良し、いつでも取り出して読めるように購入しておくも良し、です。(私は後者です笑)
☆
こちらが、目次です。
全部で10編入っているのですが、ランダムに4話ほど紹介しようと思います。
「大好き。」のあらすじ・感想
どうやらこの日はクリスマスのよう!
二人はお気に入りのアーティストのクリスマスライブに行ってきたようですね。帰宅しても興奮冷めやらぬヒロインは、新曲のPVを見ていつまでも余韻にひたっています。
その後ふたりの時間になり、ライブのときのノリとは変わった二人になります。そして女のコから男のコへ、あることをお願いします。
男のコがその「お願い」を聞いてくれたので女のコは最高の表情で言います。
「大好き」
最初の1ページ、「大好き」のページ、そしてこのページ。
女のコが見せる表情の違い、豊かさ、はかなさにうっとりします。
そして甘くて素敵な夜が始まるのです。
エッチの後の水分補給の場面。
なんだか覚えているような、覚えていないような既視感を覚えるコマばかりなんです。たぶんわたしは経験したこともないことばかりなのに。それでも「既視感」という感覚を呼び起こすこの作品のすごさにびっくりです。
個人的にヒロインの表情の豊かさが一番際立っていたと思えるのがこのお話でした。
「きっとお姉ちゃんより」のあらすじ・感想
……おや?
姉の部屋で行われている情事を見ながらオ●ニーをする妹……。なかなか刺激的な始まり方です!!
そして、お姉ちゃんとエッチをしていた相手とは……ヒロイン「友香(ゆうか)」の家庭教師を務めています。
「先生、今日……お姉ちゃんはどこに?」
「ん? ああ、大学行ったよ」
お姉ちゃんの不在を確認した妹。
「私……変なんです……ここが……あつくて……ガマンできません」
ダイレクトすぎるけど、ちゃんと伝える妹。
先生はされるがままで、友香のペースになっていきます。「これ以上は……」とストップをかけても、もう友香は止まれません。
先生は友香のカラダがおさまらないことを理解し、しっかり満足させるような愛撫をします。丁寧で、ちょっと激しくて、友香が求めているような……そんな愛撫。
その愛撫で友香は……盛大に潮を吹いてしまいます。
「どう、落ち着いた?」
と聞く先生、優しいですよね。。(いやこれ逆寝取られなんですけどね)
さて、この先は本編で……♡
「団長、お願いします!」のあらすじ・感想
本当にいろんなシチュエーション、いろんなヒロインで展開されるこの本!!
今度は応援団が舞台です!! この応援団の団長は女子!! 健康的で引き締まったカラダに巨乳が映えて、すごくいいですね♡ まさに「抱きたいカラダ♡」
さて、団長が更衣室で着替えていると……団員達が覗いている状況です。
……団長はなんと、ある団員の下着のにおいをかいでいます!!
「ぷおっ! んふーーーんふーーー」
……こ、これはかなり性癖強めですね!! いや、私もにおいフェチなのでこの気持ちはめっちゃわかりますが!! 団員達もびっくりです。
その匂いでスイッチが入り、オ●ニーを始めてしまう団長!!
そして……みんな大好き「机の角オ●ニー!!」
思春期にはみんなやってると思うのですが……私だけですかね。。私は角オナニーで人生初めての絶頂を体験しています。この気持ちよさはちょっと、他に代えがたいです。
この後どんなことが起こるのか……それは本編で♡
ラスト!「夏と純」のあらすじ・感想!
元々仲の良かった高校生くらいのカップルが主人公。
人混みをさけて、男のコの家の窓から花火を見ようという話に。
「じゃーんっ!!」
浴衣を着てきた女のコ。しかしつれない反応の男のコに少し不満げ?
「ぱく」
最後の一個だったたこ焼きを食べちゃう女のコ。浴衣からのぞく二の腕をつかんで「二の腕やわらかっ」と言う男のコに対し「やめい」。
色気とは少しちがう「じゃれあい」が繰り広げられます。
この「じゃれあい」も経験したことがないのになつかしい。なんだろうこの既視感は……。
そんなことをしているうちに、花火が始まります。
「おー、すげー。思ったより全然近……」
男のコがただ思ったことを口に出し、女のコの方を見ると……
この横顔。
見慣れた顔。トモダチ感覚の恋人。そういう関係のはずだったのに。
どうしてそんなに綺麗な顔をするの? そんな男のコの心の声が聞こえてきます。
この瞬間は、きっと永遠。
……ここまでにしておきましょうか。
いかがでしょう。このあとちゃんとえっちな場面はもちろんあります。けれど、なんだかキラキラしたこの感情のままで、この作品紹介を終えたいと思いました。
世の中にはたくさんのえっちなもの、本、映像があります。わたしもたくさんの作品にふれ、いつも楽しませてもらっています。そんなわたしにとっても、この本は特別です。ちょっと、自分の記憶にはない甘いセカイですし、こんなのきれいごとだよって思う自分もいます。
それでも、この本に描かれていることのいくつかは、ほんとうのことで、わたしの人生にもそれがあって、いつか心のままに愛を伝えたり、伝えてもらったり、それだけで満たされるくらいの甘い幸せが……もしかしたらあるんじゃないかって。
今ここでドアを開ければ、いやおうなしの現実が突き付けられます。
それでもわたしは負けない。
そして、たまにこの本を開かせて、と願うのです。
もしもこの世界に神様がいるのなら、この本の世界を信じさせて、と。
最後まで読んでくださったみなさまにつたえたいことがあります。それは。
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