「カラミざかり」(桂あいり)感想  売り上げが10万部を越えた伝説のNTR作品のストーリーを紹介します

エロ同人

今日紹介する作品を語るときはずせないのは売り上げ本数です。

FANZAでこの製品の紹介ページを見に行くと、圧倒的な数の売り上げ本数が目に入ります。

なんと10万部どころか、14万部も売れているんですよね。しかもこの本は続編の2も出ていてそちらも10万部越え。きちんと1が評価されて2も売れているんですよね。

この14万という数字がどのくらいすごいかなんですが、FANZAではその年の年間トップでも10万部をこえる作品はほぼありません。実際に2018年は売り上げ本数首位の作品でも5万部でした。そのことを考えると、この作品の数字がいかにやばいかというのがわかります。ジャンプでいうならそれこそ「僕のヒーローアカデミア」とか「Dr.STONE」並みの位置づけですね。

 

「カラミざかり」は絵は普通……良いところはやはりストーリー

じゃあ何がそんなにすごいのか、と思うかもしれませんが

早速あらすじの画像を見てください。

同人をたくさん読んでる人からしたら、それほど絵が特別うまいとか、展開がすごく特別というわけではないな、という感想を抱くんじゃないかと思います。

私は、これ読んでいて少なくとも絵に関しては最近の人気上位作品の方がもっと上手い人多いよな……って思いました。

 

「カラミざかり」あらすじ 序盤の日常描写からの急展開のギャップがすごい

この作品のすごさは、エロシーンの前の淡々とした日常シーンの描写と、一度なし崩し的にセックスをしてしまってから、一気にそちらに溺れてしまうという急展開がものすごく丁寧に描かれていることだと思います。

この作品は90ページ以上あるのですが、そのうち最初の30ページくらいは、一般紙で連載していても不思議でないくらい淡々と学園での日常生活が描かれています。

同級生と軽くエロトークをして女の子に引かれたり、水泳の時間に同級生の女の子の水着姿にちょっと妄想を膨らませたりしつつも、好きな女の子(飯田さん)とどうやって仲良くなろうかみたいなことを考えています。

この飯田さんも、見ての通りマンガによくある「現実にありえない美少女」という感じじゃなくて「クラスのどこかにいそうな素朴な感じの女の子」として描かれます。

 

普通の男子男女が日常の悪ふざけの延長でいきなりセックスするムードに……

ところが、いきなりの急展開。

友人宅で4人でだべっていたらいきなり悪友と女の子がセックスを始めてしまう。

直前までどうやって飯田さんと仲良く話をしようか、とかどうやって飯田さんとをつなごう、みたいなことを考えていたのに、二人は心の準備もないままいきなりセックス空間に引きずり込まれます。

しかし、主人公は覚悟を決めて自分があこがれている飯田さんとセックスをしたいとは言い出せませんでしたし、かといって飯田さんをこの空気から守ることもできませんでした。状況に流されるままでいた結果、飯田さんが親友に犯されているのを見ながら、もうひとりの女性にフェラされている、というわけがわからない状態になります。

女の子にしゃぶられているのに飯田さんばかり見ている主人公……何をやってるんだ。

結局この場では飯田さんに触れることもできずに終わってしまいます。

「カラミざかり2」のあらすじ 飯田さんがどんどん深みにはまっていくのをただ眺めている主人公……

セックスを覚えたばかりでいきなり二人の女の子とセックスをできた親友の貴志は、味を占めてそれからも二人にガンガンアピールします。そして、主人公はそれを止めることもせず、やはり流されるままに飯田さんがその流れに巻き込まれているのを傍でみているだけ

幸い、貴志は女の子を独り占めしようとはしていなかったので、自分にも飯田さんとセックスをする機会が訪れます。

でも、結局自分では全く行動しておらず、ただおこぼれを預かるような形にになってしまいます。主人公は飯田さんに対して告白をするでもなく、ただその場にいて混ぜてもらってるだけ。

この状況でも怒るでもなくただ貴志のおこぼれにあずかり続ける主人公。

 

NTRというにはセックスだけはできるし、飯田さんに対してあまり執着を見せず淡白な態度を示す主人公が独特

当たり前だけれど、主人公は女の子たちとは全然関係を築くことはできないまま、ズルズルとセフレという関係だけが続いていきます。

いくらおこぼれでセックスさせてもらっているとはいえ、主導権はすべて貴志の側にあり、どれだけ体を重ねてもただ彼女たちがセックスを好きになっていくだけ。

完全に目が死んでるのに、それでもこの状況を続ける主人公が何はどんな気持ちなのでしょうか。この作品は、主人公の内面は全然語られないので想像するしかありません

 

すべてが貴志頼りで、自分で女の子との絆を作ろうとしなかった主人公の末路は……

もちろん、なし崩しで始まってそれからもダラダラと続いているだけの関係だったので、壊れるのも早いです。調子に乗りすぎた貴志くんは、夏祭りの日に人気のないところでセックスをしようとして、通りすがった野球部の先輩たちに絡まれてしまいます。

ここから先はあっという間です。

主人公は、そして憧れだった飯田さんはどうなってしまうのか……ここから先は、実際に読んでみてほしいと思います。

 

「カラミざかり」のおすすめポイント 淡々と描写される日常描写が、他の作品では得られない独特の読みごたえを与えてくれる。

この作品は、1巻では「普通の学校生活」が日常で、ある日思いがけなくセックスをしてしまったことでその日常が壊れてみんなおかしくなってしまう、という展開を描いています。

そして2巻では逆に「毎日セックスばかりの関係」が日常で、その関係が壊れてしまうという裏返しの展開になっています。

私は、この日常の描写こそがこの作品のポイントじゃないかなと思います。①丁寧な日常描写によって作品に妙な生々しさが生まれており、他のエロ同人作品ではめったに感じない独特の読みごたえを得ることができます。②また、マンガにありがちな「内面を吹き出しで描く」というようなこともなく、主人公ですら内面が描かれないので、登場人物の心情を自分で推測しながら読む楽しさもあります。やはり10万部越えは伊達じゃないなと思いました

そうでなくとも660円で95ページ、2巻は155ページの大ボリュームな作品であり普通にコスパ的にもかなりおすすめな作品です。ぜひ読んでみてください。

カラミざかり1を読む

カラミざかり2を読む

 

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この作品も主人公が何もせずに寝取られていく痛みを描いた作品として傑作なのでお勧めです!

 

後は「カラミざかり」の貴志君を見ていて、↓作品の猿田君というキャラを思い出しました。

ラブコメ主人公が友達にヒロイン全員寝取られるお話

この作品は「カラミざかり」をわかりやすくエンタメとして描いてるような作品なので、こちらも気に入った方はぜひ購入してみてください。

8/4追記  使用済みさんが猿田の作品紹介記事書いてくれたのでリンク

圧倒的雄力!「ラブコメ主人公が友達にヒロイン全員寝取られるお話」
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