えいとまん「キンギョバチ」(単行本「雌吹」収録)   売春村で生まれ育った娘たちの運命描いた話。絵がとにかくエロいです

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今日は20年前まで存在した「売春島」として伝説のように扱われていたワタカノの記事が話題になっていました。

「“ヤバい島”から泳いで逃げた」200万で売られた17歳少女が暮らした「借金返済まで絶対に出られない雑魚寝部屋」 | 文春オンライン
「ヤバい島」として長くタブー視されてきた三重県の離島・渡鹿野島。今も公然と売春が行われ“売春島”と呼ばれているこの島の実態に迫ったノンフィクションライター、高木瑞穂氏の著書『売春島 「最後の桃源郷」渡…

彼女が暮らした旅館の雑魚寝部屋には、彼女の後にも騙されて売られた『外出不許可』のコが何人かやってきた。島の中は自由に出歩けるが、渡し船に乗って対岸の陸地に行くことは許されない。

※実際には島ぐるみで売春を行っていた、というわけではなかったようですし、今ではそういった話とは無縁の観光地となっているようです。

 

というわけで今日は「売春村」をテーマにした作品「キンギョバチ」を紹介します。こちらの単行本に収録されています。

雌吹(作者:えいとまん)

 

「キンギョバチ」のあらすじ

物語の舞台は、山奥の秘境に存在し、村に住む女の人が全員娼婦をしているというワサミ村です。

1話は村の紹介を兼ねて、その村に住む若い女の子が男に買われて処女を散らすお話です。

1話

とある村の風習は、若い娘はすべて要望のある男たちに水揚げされ、娼婦の躾をされるのが習いだった。今日も金で娘を買い、支配する歓びを味わいに初老のお偉いさんが来ていた。その風習に馴染めない娘、あげはにも過酷な運命が迫る。彼女を買い取ったのはなんと校長先生だった。校長は初モノを手に入れた歓喜に欲情し、激烈なぶち込みを成し遂げるのだ。

 

 

2話以降は、この村を仕切っている家の娘である「御琴」が主役です。

村の因習を作った姫野家に生まれた御琴は、その宿命に抗おうと、処女を買われた翌日に村を出ようと決意していたが、実は処女を買った大金持ちは御琴が生まれた時からザーメンを空輸してまで毎日嗅がせていた。幼い頃から刷り込まれた男の臭いを直接嗅がされた御琴は急激に発情し、失禁してしまう。

最初はこんな村に染まるまいと固く誓っていた御琴ですが……

 

実は生まれた時から知らぬうちに調教を受け続けており、とある合図をきっかけに一気に身体が女として目覚めてしまい……。

という展開です。

 

「キンギョバチ」の素晴らしい点:雰囲気もいいしキャラもかわいいしボリューム満点のエロ描写も大満足

この作品はとにかく絵が素晴らしいです。「えいとまん」先生の絵はエロ漫画界の中でもトップクラスに素晴らしいと思っているのですが、本作品は雰囲気も合わさって最高です。

陰鬱なストーリーをよく表してくれる雰囲気の絵といい、押し殺したような無表情からのトロ顔へのギャップといい、激しい性交シーンの描写といいとにかく実用度が高い

この手の設定だとよく顔もわからない男との乱交になったりするのですが、そういうこともなく一人の男と濃密なセックスがボリュームたっぷりに描かれます。凛とした女性が性におぼれて堕ちていく過程をしっかりした描写で楽しみたい人にはものすごくおススメの作品ですのでぜひ読んでみてください。

 

「キンギョバチ」だけでも素晴らしいのですが、女配信主がセックスにハマっちゃうお話や、JKがライブのチケット遠征費用ために軽い気持ちでパパ活をやったら……という話なども収録されており大満足の1冊になっています。

 

えいとまん先生は「ハチミン」というサークルで同人誌も出されています

絵が素晴らしいと感じていただけた方はこちらもお勧めです。

11月5日までは30%オフで購入できるので、ぜひこの機会にこちらもチェックしてみてください。お勧めはこの2作品です。

 

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