「ゲーム」の歴史13章で語られる「鉄拳シリーズが売れなくなった理由」が無茶苦茶すぎて面白い

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忙しい人のために結論だけ先に書いておきます。

そもそも「ゲームの歴史」の著者である岩崎夏海という人間は、
ほかならぬ自分で自分の事を「キチガイ」と呼んで狂人のようにふるまっているような人であり
作家の評価はほかならぬ作家自身がやるべきであり、他の意見などどうでもよいと考えている人であり
他人に向かって「ばーかうんこ」などという言葉を平気で投げかける人なのですが、

https://togetter.com/li/354868
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そういう人にゲームの歴史を書かせたら「疑似3D」という謎の概念が誕生したのですがこの謎概念は、関係者によって秒殺されるどころか、すでに5年前に否定されていたということです。

 

歴史を名乗る人が適当なことを書いて否定されるRTAでも

さすがに5年前にすでに否定されていたというのはちょっと面白い。

世界最速かもしれません。

 

1:ゲームの歴史の著者は、11章において「3D+2D背景」の鉄拳2の方が、3Dのバーチャファイター2よりもすぐれていたという珍説を披露した。

2:一方で、12章では「任天堂はセガと違って3Dの取り組みをよくわかっていた」などといって任天堂を擁護した。

3:さらに13章ではこの珍説を拡張して「完全3Dよりも疑似3Dの方がよかった」という説を主張してPS2を否定した。

4:さらに、鉄拳3以降の鉄拳シリーズが売れなくなった理由を「完全3D」にして世界観が弱くなったから、と主張した。

5;ゲームの歴史の著者がなんでもかんでもゲーム部分を無視して背景だけで説明しようとウするのは
作者が「もしドラ」において、作品内容よりも表紙の背景のセンスが凄かったことを自慢したかったかららしい。

6:しかし、この「疑似3D」理論は、鉄拳シリーズプロデューサーの原田氏によって5年も前から否定されていたというオチがついた。

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具体的に鉄拳シリーズについて語っている記述はこちら

 

意地悪ついでにもう一つ言うと、プレイステーション2は初代プレイステーションに比べてある意味において表現が退化しました。グラフィックが綺麗になっているのに退化とは?と不思議に思われるかもしれませんが、これは「擬似3 D」の面白みが「完全3 D」 になったことでむしろ失われてしまったということです。
いかにスペックが進化しようと当時の3 D はまだ表現力がつかなかったため描けるものに限界がありました。そのため世界観の表現はかえってつとないものとなってしまったのです。
鉄拳シリーズは徐々に人気を降下させていくことになりました。しかしながらナムコは人気ダウンの原因が背景の退化にある。すなわち世界観の表現の退化にあるということには気づかなかったのか、PlayStation 2で発売した4でもやはり3の背景を採用します。そうして結局2までで得た人気を回復させる事はありませんでした 。

 

はい。こちらが鉄拳3の映像です。

 

 

 

「世界観の表現が拙くなった」って感じるところ、あります?

正直、自分にはこの「ゲームの歴史」で語られている部分がさっぱりわかりません。

FFX で表現の幅が狭くなったことや、鉄拳3や鉄拳4で世界観の表現が拙くなったことはあくまでも一例ではありますが、これらに端的に表れているように PlayStation 2で日本のゲームはつまらなくなりました。(あくまでここで言っているのは日本のゲームであることは留意しておいてください)
つまらなくなったというのは正確に言うとハッキングによる驚きがなくなったということです。1990年代まで日本のゲームは最高におもしろいカルチャーでした。なぜならハッキング精神に満ちていたからです。ゲーマーたちはそんなハッキングの精神を全身で堪能しながら「自分たちは最も尖っていて最高にクレイジーな体験をしているんだ」という誇らしい気持ちでいられました。 PlayStation 2の時代になるとそんな気分は急速にしぼんできました。

マジで、この人ゲームをやらず、ゲーム画面一切見ないで

脳内で「きっとこうだったに違いない」という安楽椅子探偵気分で書いてるんじゃないかという気がするんですが…

 

どうやら現場の人の声は一切聞かず、こたつの中で参考文献だけ読んで書いたらこうなったようです

 

と思ったら自分でそういう風に書いてますね。

 

さらに以下のような記述もありました

実は鉄拳シリーズでも一番売れた作品は2ではなく背景を3 D にしてしまった3です。(ただし3の家庭用はプレステ2ではなく初代プレステでの発売だったため移植の時に背景を2 D に変更していました。)

つまり鉄拳3はバーチャファイター2と全く同じ過ちを犯していたのです。これが鉄拳シリーズの人気の衰退につながりました。つまり多くの人が楽しみにして3を買ったのに2程は楽しめずがっかりしたというわけです。

このように、売れたということとそれがゲーム史にあるいはゲーム文化に良い意味で貢献したかどうかは別の話であるということをここで改めて強調させて下さい。一番たくさん売れた小説が文学史に最も貢献した作品であるとは言いませんし、最もたくさんの人が劇場に見に来た映画が最も優れた名作であるとは言い切れません。それと同じです

もしドラが300万部以上売れたのは素直に自慢すればいいのに。

なんかすごいひねくれてて、こういうことを書いちゃう……。

まぁ確かに、だれも「もしドラ」が文学的にすぐれた作品とか思ってませんが

それをわざわざ筆者が否定して見せると、「ああ本当は自分の作品が文学的にすぐれてるって誰かにいってもらいたいんだろうなあ」って感じでうんざりしますね。

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