「ゲームの歴史」あとがきの内容:この本は何を目的としてどうやって作られたのか。そして共著者の稲田さんは何をしていたのかが語られる

Uncategorized

 

この本についてはTwitterやTogetterの断片的な情報で判断せず、ちゃんと読んだ方が良いと思います。

本当に読んでみないと、この本のすごさ・すさまじさ(古文的な意味)は伝わりにくいと思います。

逆に、ちゃんと読んだ人は読みながら

「この作者たちは何を考えたらこんな頓珍漢な本を出版しようという気になるのか」

「主犯の岩崎夏海さんはともかくとして、共著者や編集の人たちは何をやっとったんだ」

ということが気になると思います

 

藍にできることはまだまだあるゆかり(ニコニコ動画)

 

このあたりについてはまえがきとあとがきにちゃんと答えが書かれているので該当箇所だけ引用します。

 

ところで、そもそも著者はなんでこの本を書こうと思ったのか?

 

この本は以下のような疑問を出発点にしています

「ほとんどのゲームは未だに一部のクリエイターによる勘や経験則によって作られその法則や方法が解明体系化されたり共有化されていないのではないか」

「しかしそれはゲームの歴史を丁寧に紐解き過去の名作がどのように作られまたどのようにヒットしたかを分析することによって見つけ出しまとめることができるのではないか」

「ゲームを作り方を法則化し体系化できそれを上手に伝えることができたら未来のゲームクリエイターをはじめ多くの人に貢献ができるのではないだろうか」

本書を書き上げた今その試みはかなりの部分でうまくいったのではないかと自負しています。

その結果導き出された答えがどういうものだったかはぜひ自分の目で確かみてみろ!

 

共著者の稲田さんはどういう関わり方をしていたのか? 記述の誤りについてはどう考えているのか?

 

最後になりましたが本書の作り方について書き記しておきます。

①まず岩崎が最初のコンセプトを考え

②それを稲田に話しながら二人で議論し、練り上げたり深掘りしたりして行きます。

③そしてまとまった考えを最初に稲田が文書に落とし込み、その文章に対して岩崎稲田の二人がさらに加筆修正を加えて仕上げました。

そのため基本的に二人の考えが混ざり合っていますがところどころどちらか片方の意見が強く反映されていて必ずしも厳密な一貫性を保っていません。所々に矛盾や食い違いがあるのです。しかしそのことは必ずしも弱点とはならないと考えています。むしろ、多様な読み解きを可能とするため読者にとってプラスになる。

もし重大な矛盾や食い違いがあったらそれは直したり埋めたりするのは読者の皆さんにお願いしたいとすら考えています。これは本文でも何度か言及しているオープンソースの発想ですね。

そのやり方の方が議論が深まり絶対に良いものが出来上がると考えています。

面白いゲームはその中でプレイヤーと面白いゲームを満たせる。それと同じで面白い本もそれを読むことによって読者自身が面白い考えを見出すことができるはずです。

読者の皆さんがこの本を読んだことをきっかけにここに書かれていることよりも、もっと面白くて新しいゲームの作り方や考え方あるいはゲームの遊び方やゲームそのものを見出すことが出来たならば下の2人にとってこれ以上の喜びはありません

 

というわけで、実際今作者の狙った通りの現象が起きているわけですが、

はたしてこれはオープンソースの発想といってよいのだろうか……

 

今のところ、岩崎ひろまささんが頑張ってツッコミを入れてくれていますが、

あまりに多すぎてそろそろ力尽きそうになっているそうです……。

やめて!

講談社の特殊能力で「ゲームの歴史」があちこちの図書館の自動コーナーに置かれちゃったら、夏休みの宿題でゲームについて調べようとした子供たちの歴史認識が岩崎・稲田史観に染まっちゃう!

お願い、死なないでひろまさ!あんたが今ここで倒れたら、loderunさんや森瀬先生との約束はどうなっちゃうの?

ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ハックルに勝てるんだから!

次回「3巻は他の人に任せた……」デュエルスタンバイ!

 

この本買いたいのでKindleとかで出してくれないかなあ……。

 

いわさきひろまささんを応援したい人は、「High Risck Revolution」の同人誌を買おう(一般向けもあるよ)

 

いままでのまとめ

「ゲームの歴史」という本で1980年代から2000年代にかけては日本インディーゲームの存在がなかったことにされてしまう → 「存在しないはずの記憶」に苦しめられる人が続出
PSK…… 東方…… 月姫……
「ゲームの歴史」の感想を読んで「校閲は何をしてるんだ!」と思ったへ →ファクトチェックは校閲の仕事ではないという回答が……
ええ、ファクトチェックって誰の仕事なの?
「ゲームの歴史」で語られている「鉄拳シリーズの売り上げが低迷した理由」が、シリーズプロデューサーによって全否定されてしまう(5年前に)
みんなも鉄拳プロデューサーの記事読もう。ゲームの歴史のおかげでいろんな正しい知識が明らかになっていくな……作者は青鬼さんなのでは?ゲームの歴史の本を書くなら当事者にちゃんと話を聞けとあれほど……
「ゲームの歴史」はインディースゲーム以前にエロゲーもギャルゲーも全く存在しない世界線のはなしだったらしい…
国会図書館はどんな批判のある本でも受け入れるからこれは仕方ないような気もしますけど「間違いがあったら書き直す」って言ってたんだから、ちゃんと書き直してちゃんと差し替えてほしい
「ゲームの歴史」9章にてポケモンはメンコから思いついたという珍説が披露される(なおソースはニコニコ動画「ゲーム夜話」らしい)→その後「ゲームの歴史」の説は当事者によって全否定される
さすがにポケモンでこれだけ間違えてたら他も信用できなくなりますね…
「ゲームの歴史」の著者は「足かけ6年もの時間をかけて参考資料として数えきれないくらいのゲーム関連書籍や記事を読んだ」はずなのになぜか参考にした文献をほとんど示してくれない件
せめてこれだけは講談社の方で早急に対応してほしい
「ゲームの歴史」のチェックにRetroPC.netの中の人の森瀬先生も参戦!ノベルゲームの動向などの検証に期待!
なんかスマブラみたいになってきた

 

「ゲームの歴史」の著者、師匠である秋元康さんに思うところがあったのか、ゲームの歴史に関係のない部分でセガをDisりまくってしまう……
よいこのみんなは異世界おじさんの方を見ましょう
セガを愛してやまないloderun氏、10章の内容を見た結果、義によって「ゲームの歴史」チェックに参戦することに
loderunさんのおかげで「主要参考文献」にあげてる本の記述にすら矛盾する独自の見解を勝手に作り上げているという事実が判明してしまいました
「ゲームの歴史」の著者、セガの会社の仕組みを知らずにセガをDISってたことを中の人からたしなめられてしまう
ちなみにゲームの歴史2巻で著者が「ファミ通」のことを「ファミ痛」といってDISってるのでファミ通関係者の人もそろそろ怒りそう
Uncategorized
erogametalkをフォローする
みんなでエロトーク!

コメント

タイトルとURLをコピーしました