これだけははっきり述べておきたいのですが、歴史では「当事者が語ること」ほど信用が置けないものはありません。むしろ疑ってかかった方がいい。ですので「当事者に聞いたからOK」とはならないのです。一番信用が置けるのは利害関係のない非当事者である第三者の目撃証言です。 https://t.co/mOEi7TOL0i
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) January 3, 2023
この本についてはTwitterやTogetterの断片的な情報で判断せず、ちゃんと読んだ方が良いと思います。
本当に読んでみないと、この本のすごさ・すさまじさ(古文的な意味)は伝わりにくいと思います。
逆に、ちゃんと読んだ人は読みながら
「この作者たちは何を考えたらこんな頓珍漢な本を出版しようという気になるのか」
「主犯の岩崎夏海さんはともかくとして、共著者や編集の人たちは何をやっとったんだ」
ということが気になると思います
このあたりについてはまえがきとあとがきにちゃんと答えが書かれているので該当箇所だけ引用します。
ところで、そもそも著者はなんでこの本を書こうと思ったのか?
この本は以下のような疑問を出発点にしています
「ほとんどのゲームは未だに一部のクリエイターによる勘や経験則によって作られその法則や方法が解明体系化されたり共有化されていないのではないか」
「しかしそれはゲームの歴史を丁寧に紐解き過去の名作がどのように作られまたどのようにヒットしたかを分析することによって見つけ出しまとめることができるのではないか」
「ゲームを作り方を法則化し体系化できそれを上手に伝えることができたら未来のゲームクリエイターをはじめ多くの人に貢献ができるのではないだろうか」
本書を書き上げた今その試みはかなりの部分でうまくいったのではないかと自負しています。
その結果導き出された答えがどういうものだったかはぜひ自分の目で確かみてみろ!
共著者の稲田さんはどういう関わり方をしていたのか? 記述の誤りについてはどう考えているのか?
最後になりましたが本書の作り方について書き記しておきます。
①まず岩崎が最初のコンセプトを考え
②それを稲田に話しながら二人で議論し、練り上げたり深掘りしたりして行きます。
③そしてまとまった考えを最初に稲田が文書に落とし込み、その文章に対して岩崎稲田の二人がさらに加筆修正を加えて仕上げました。
そのため基本的に二人の考えが混ざり合っていますがところどころどちらか片方の意見が強く反映されていて必ずしも厳密な一貫性を保っていません。所々に矛盾や食い違いがあるのです。しかしそのことは必ずしも弱点とはならないと考えています。むしろ、多様な読み解きを可能とするため読者にとってプラスになる。
もし重大な矛盾や食い違いがあったらそれは直したり埋めたりするのは読者の皆さんにお願いしたいとすら考えています。これは本文でも何度か言及しているオープンソースの発想ですね。
そのやり方の方が議論が深まり絶対に良いものが出来上がると考えています。
面白いゲームはその中でプレイヤーと面白いゲームを満たせる。それと同じで面白い本もそれを読むことによって読者自身が面白い考えを見出すことができるはずです。
読者の皆さんがこの本を読んだことをきっかけにここに書かれていることよりも、もっと面白くて新しいゲームの作り方や考え方あるいはゲームの遊び方やゲームそのものを見出すことが出来たならば下の2人にとってこれ以上の喜びはありません
というわけで、実際今作者の狙った通りの現象が起きているわけですが、
はたしてこれはオープンソースの発想といってよいのだろうか……
今のところ、岩崎ひろまささんが頑張ってツッコミを入れてくれていますが、
あまりに多すぎてそろそろ力尽きそうになっているそうです……。
あまりにうんざりしてきたので2巻の最後までがんばったら、終わりにしていい気がしてきたw
— 岩崎啓眞@スマホゲーム屋+α (@snapwith) March 11, 2023
やめて!
講談社の特殊能力で「ゲームの歴史」があちこちの図書館の自動コーナーに置かれちゃったら、夏休みの宿題でゲームについて調べようとした子供たちの歴史認識が岩崎・稲田史観に染まっちゃう!
お願い、死なないでひろまさ!あんたが今ここで倒れたら、loderunさんや森瀬先生との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ハックルに勝てるんだから!
次回「3巻は他の人に任せた……」デュエルスタンバイ!
この本買いたいのでKindleとかで出してくれないかなあ……。
いわさきひろまささんを応援したい人は、「High Risck Revolution」の同人誌を買おう(一般向けもあるよ)
「ゲームの歴史」とバチバチにやり合ってる岩崎ヒロマサさん、「詩織」シリーズ原作者さんだったのか!
わたしファンなので、完結するときをお待ちしております!https://t.co/LQ6k5HGRi3 pic.twitter.com/yCFoBvBQHX
— ゴールデンハニワ@ (@golden_haniwa) March 10, 2023
今日のサンクリ参加します。
A-06ab HIGH RISK REVOLUTION
新刊2冊です。
スケブやります。Fantia支援メンバーの方先着2名お受けします。(Fantiaにあるファンクラブ証明をスマホでご提示ください) pic.twitter.com/X5yQBpjJBW— あいざわひろし/冬コミ新刊は委託中 (@aizawahiroshi) March 4, 2023
いままでのまとめ










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