今となってはもう大学時代の記憶なんておぼろげなんですが…まだ、鮮明に覚えている時に、ぼくはこんなエロマンガを手に取ったんです。
こんな大学時代が送りたい人生だったわー!!
当時、当時読んだのがBitchesシリーズのこの回!
「露出狂の女と大学の男子トイレでセックスする」という…なんとなく情景が想像できて、想像するだけで興奮する(なのに、何故か身近に感じる)ド変態プレイ!
ただ…女の子の目の描き方や、独特の生活感がしっかり描かれている作品だから、この1話を読んで、スミヤ先生のファンに。
それを単行本が出るのを待って一通り読んで「やっぱいいなぁ」としみじみ。
そして、今回のセール期間を狙って、ついに買ってしまったわけです。
概要・あらすじ
全11話様々な話が収録されているのですが…メインは4話に渡って作り込まれた「Bitchesシリーズ」です。
どんな話かといいますと、「3人の美人女子大生にセックスの才能を見込まれてセフレ関係になる」という内容です。
思わず、「エロマンガかよ!」ってツッコミたくなるような内容ですね。(いやまぁ、エロマンガそのものだけど…)
痴女で名器持ち!?大学4年の六条皐月!!
空手家なのに陵辱プレイ好きなドM、壬生灯!!
露出狂でリケジョのハッカー…
胸はないけど、属性山盛りの裏辻玲奈!!!
三者三様に性癖が違う3人にプレイや振る舞いで応えた主人公は、3人とセフレ関係になって、様々な変態プレイを覚えていく…と言う話。
反応を見ながら相手のしたいセックスに持ち込んだり、気持ち良いときに気持ちいい顔したら「かわいい」と言われるのが楽しいんじゃ!!
ぼくがこの作品好きな理由は、とにかくセックス観が一致していることです。
この主人公ほどじゃないんですが、自分も【女性の発情した時の勢い】からセックスに発展して、やってほしいことを状況状況で汲み取って…みたいなことをセックス中にやったことがあるため、
「そうそう、反応を見ながら相手の気持ちいいセックスを探していくこの感覚が楽しいんだよなぁ」
「自分は考えたことがなかったけど、言われたとおりに実際にやってみるとすげー楽しい!このプレイ最高やん!!」
みたいな作中にあったようなことが、実はセックスの醍醐味だったりします。
例えば、ドMな女性なんかは本当に壬生さんみたいなことを言うんです
普通こんなこと言われると戸惑いますよね?
ところがですね、いざMっ気の強い女性をひっぱたいたり、冷たくしながらセックスしてみると…ハマっちゃうんですよね。
その気にさせるのが上手い人か、性癖を突き詰めすぎて「男をダメにするドM」と化しているのかはケースバイケースなんですが…女性の体を好きなようにいじってるようで、実はセックスを通じてメンタルや価値観を変えられてるのは男だったりするんですね…本当にセックスが好きな人とエッチすると。
スミヤ先生が描くセックスって、自分がセックスを好きな理由と、セックスにハマった後に悩む欲求不満やないものねだりみたいなものまで抑えたセックスを描いてくるんです。
3人のセフレとヤりまくる生活をするきっかけは六条先輩とのセックスだったんですが、これは落ちますわ。女の人に「かわいい」って言われる快感。
これだって、セックス中に言われると…ずっとそれが忘れられないんですよね。
こんなこと言われちゃうと多少振り回されたり、呼びつけられたりしても…深いところで「かわいがられたい」と思っちゃうんですよね。
壬生さんとのSMプレイを経ると、普段は責められてしまう六条先輩にもSっ気ある責めを仕掛けるような進化を遂げるんですよね…。
セックスを通じて、成長もするし、染まっていくんですよね…。
確かに、アブノーマルなセックスや経験人数は貴賤に関係ありません。
しかしながら、色んな女の子とエッチしたり、女の子が反応する悦びを知ると、すごく達成感があって、自分や世の中をもっと肯定的に見られるんですよね…。
恋愛だともっと全能感やハッピーエンドな感じが描かれるから、「恋愛込みでセックスっていいなぁ」と思うものなんです。
でも、この作品は恋愛関係のないビッチ達とのセックス!
逆にビッチだからこそ人生を変えてくれるようなセックスをしてくれて、エッチきっかけでどっぷり主人公が変わっていくし、変わりながら自分好みのセックスをしてくれる男にビッチたちもハマっていく。
この関係性がセックスの醍醐味を本質的に描き出しているような気がして、ぼくは好きなんですね!
そりゃ、主人公たちのように大学時代にこういう体験できたら理想ですよ?うらやましいですよ?
でも、読者がいくつになっても
「そうそうだからセックスって楽しいんだよね。」
「あの時、ぼくが考えつかないプレイを提案した彼女のおかげで、ぼくの世界は広がったなぁ。」
と思える楽しさがある良さが、この作品にはあります!
是非お手にとって読んでみてください。
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